ペットと仙台初詣 フェレット

小動物のペットの中で人気が高まってきているのがフェレットです。フェレットはイタチの仲間で、イタチのような顔と長い胴体という外見を持っています。穴にもぐる習性を生かして昔から狩猟や配管にくぐる工事の手伝いにも使われてきました。フェレットは好奇心が旺盛で人なつっこく、人間といっしょに遊ぶことを好むと言われていますので、動物と過ごすのが大好きな人にピッタリのペットといえるでしょう。ほかのペット動物に比べて多頭飼いも容易なタイプです。セーブル、バタースコッチ、アルビノ、パンダ、シルバーミットなどの毛色があります。
イタチやスカンクは外敵に襲われた時などに肛門腺からくさい液体を出す習性があり、そのにおいは強烈です。フェレットも同じ習性があります。ペットとして飼うには肛門腺の除去がおこなわれている必要があります。また、去勢や避妊は子どもができるのを防ぐだけでなく体臭を軽減させたり性格を穏やかにするための目的もあります。市販されているフェレットは肛門腺の除去、去勢、避妊の手術が済ませてあるので心配はいりません。まれにきちんと手術が行われていなかったものもあるので購入する時に気をつけて選ばなければいけません。雑食性でエサにはフェレット用のペレットを与えるとよいでしょう。
飼育に必要な物は専用のケージ、えさ入れ、水入れ(給水ボトル)、寝床、トイレなどです。フェレットは寝袋やハンモックで寝るのを好みますので、ケージの中に寝袋かハンモックを設置してあげましょう。ケージはほかの動物用の物でも使えますが、フェレットを安全に飼育してあげるためにはフェレット専用のケージが一番です。トイレはしつけで覚えさせることができるのでトイレとトイレ砂を用意してあげます。フェレットは鳴き声が小さいので近所迷惑の心配もありません。犬や猫のように室内で放し飼いをすることも可能です。
このように手がかからずに飼育しやすい動物ですが、注意したい点もあります。それは狭いすき間にもぐりこみやすいので部屋の環境を整えておく必要がある点です。フェレットが危ない目に合わないように家具や家電製品の配置に注意しましょう。また、物をかじったり、どこかに隠すことがあるので、大事な物やかじると危ない物は放置しないように注意が必要です。フェレットは暑さに弱く、気温が27度以上だと熱中症になる可能性もありますので、気温が上がりすぎないように気をつける必要があります。

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