ペットと仙台初詣 ジュウシマツ

ペットとして人気の鳥の中でもポピュラーなのはジュウシマツです。ジュウシマツはスズメ目カエデチョウ科の、体長12cmほどの小型の鳥です。江戸時代に輸入されてきたコシジロキンパラという鳥を改良した家禽で野生種は存在しません。名前の由来は、まるで姉妹のように何十羽が仲良くしていることから十姉妹と書いてジュウシマツと読むようです。白に黒か茶の斑点が入る並ジュウシマツや小斑ジュウシマツ、斑点がなく毛色が一色の一色ジュウシマツ、真っ白い白ジュウシマツといった種類に分けられます。
最もポピュラーなのは並ジュウシマツです。一色ジュウシマツには茶、黒、灰などバリエーションに富んでいます。また、毛並みに特徴があるものもいます。胸の毛が巻き上がっている千代田、頭の毛が巻き上がっている梵天、頭、胸の毛が巻き上がっている千代田梵天、後頭部の気が逆立っている中納言、 頭と胸の毛が巻き上がっている大台納言、全身の毛が巻き上がっているキングなどです。ジュウシマツは丈夫で性格がおとなしく、初心者でも飼いやすく、寿命は2~3年からもっと生きるものもあるとされています。飼育に必要な物はケージ(鳥かご)、壷巣、止まり木、餌入れ、水入れ、水浴び用の容器などです。複数飼いや繁殖をしないのであれば20cm四方ほどの小型のケージがあれば大丈夫です。
繁殖の可能性があるのならば30cm四方以上のケージを用意するとよいでしょう。壷巣は繁殖をさせる時に必要です。普段寝る時は止まり木にとまったままです。ケージの中の高い位置に設置してあげましょう。餌は穀物の皮をむいたムキエサという小鳥用の餌をメインに青菜なども与えます。青菜は小松菜やキャベツ、野草を好みます。青菜さしに入れて与えましょう。カルシウムの補給として小鳥にはボレーを与えます。ボレーは牡蠣の殻を砕いて粉々にしたものです。特にメスは骨の丈夫な子を産むためにカルシウム不足にならないように気をつけてあげましょう。水は飲み水用の水差しと、水浴び用の水入れを用意します。
小鳥は体をきれいにするために水浴びをする習慣がありますので底に水入れを設置します。繁殖を促したい時には餌に粟玉を与えましょう。粟玉は栄養価が高く、ジュウシマツを発情させる効果があります。産卵後は栄養価が高すぎるので食べ過ぎないよう、産卵後は与えるのをやめます。シュロの毛などを巣材としてケージに入れておくと壷巣にせっせと持ち運んで繁殖の準備をします。保温効果もあるので繁殖の失敗が少なくなります。

初詣、お正月に関する昔話と逸話を10話紹介します。