ペットと仙台初詣 モルモット

モルモットはげっ歯目のテンジクネズミ科の小動物です。モルモットといえば動物実験に使われる動物と言うイメージもありますが、動物園や幼稚園、小学校などで飼育されて子どもたちに親しまれることの多い動物です。ネズミとはいえ体長は20~30cm程度と小型のうさぎくらいの大きさになり、同じネズミの仲間でもハムスターよりもずっと長生きをし、寿命は5~8年ほどになります。
人間に慣れやすく、のんびりしたおとなしい性格で一頭飼いでも多頭飼いでも順応できます。ペットショップでは比較的安価で販売されているので入手しやすく、飼育にはあまり費用がかからないほうでしょう。モルモットは感情表現が豊かな動物で、チャッティングノイズという音の出し方でコミュニケーションを取ったり、嬉しい時にはポップコーンジャンプと呼ばれるジャンプをすることもあります。最もポピュラーな品種は巻き毛のアビシニアンモルモットです。イングリッシュモルモットは短毛です。
ベルビアンモルモットは絹のような気が美しい品種です。飼育に必要な物はケージ、巣箱、給水器、トイレ、床材、餌入れ、ブラシなどです。室内でも室外でも飼育することができます。草食動物で、餌は野菜、果物のほか、牧草、モルモット用のペレットを与えるとよいでしょう。餌をよく食べ、水も良く飲むので餌と水はたっぷり用意してあげましょう。床にはすのこなどを敷いて通気性をよくしてあげましょう。
金網は足を挟まないか目の細かさに気をつけましょう。運動不足にならないように大きめのケージで飼育してあげるか、時々部屋に放して遊ばせるのがよいでしょう。餌や水をたくさんとる分、尿や糞の量も多いです。モルモット自体は無臭ですが、ケージに糞や尿がたまると悪臭が発生する原因になるので、こまめな清掃が必要になります。1週間に一度くらいの割合でブラシを使って毛をブラッシングしてあげましょう。
狭いスペースで飼育していると体に汚れがつきやすく皮膚病を引き起こす原因になりますから、時には入浴させて体を洗ってあげましょう。入浴はストレスになることもあるので必要な時だけで構わないでしょう。飼育に適した気温は17~24℃とされています。寒すぎや暑すぎはモルモットの体調を崩す原因になりますから、環境に気をつけモルモットの飼育に適した室温を保つようにしましょう。モルモットは繁殖しやすい動物です。子どもが増えるのが困る場合はオスとメスを一緒に飼わないようにするのが無難でしょう。

正月の準備・ことはじめについて解説します。